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ヴィタリック・ブテリン氏、仮想通貨市場に対する最大のリスクを解説。

イーサリアム(ETH)の生みの親であるヴィタリック・ブテリン氏は、ポッドキャストにてビットコイン(BTC)など仮想通貨全体がこれから直面する可能性があるリスクについて言及しました。

技術的問題と政府介入

8月24日に公開されたPeter McCormack氏のポッドキャスト「What Bitcoin Did」にBlockstreamの最高戦略責任者であるサムソン・マウ氏とヴィタリック・ブテリン氏がゲスト出演し、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)の違いについて議論を交わしました。

ヴィタリック氏はそのなかで仮想通貨市場に対する最大の懸念事項は技術的な問題と各国政府当局の介入という2つの脅威であると述べています。

ヴィタリック氏が懸念しているのは、技術的な失敗というブラックスワンのようなリスクが常にあるということで、もしNSA(アメリカ国家安全保障局)が突然量子コンピュータ用いてこちらが何もできないうちに大量のコインを盗んでしまったらどうなるのか心配だと主張しています。

また政府がビットコインの禁止とマイニングプールを占拠し、ブロックチェーンが実行不可能になるまで「51%スポーンキャンプ・アタック」を行った場合、信頼の危機により価格が暴落すると述べています。

BTC開発者に疑問視

一方ビットコインに対しても開発者や投資家が長期的に引き続き関心を示し続けるかどうか疑問を呈しました。ヴィタリック氏いわくビットコインには自身が呼んでいるfunctionality escape velocity(機能性宇宙速度)と呼んでいるものが無いとしています。

そのため多くの異なるアプリケーションのための信頼できるベースレイヤーとして機能するのに十分な機能性を持っているものの、時間が経てば経つほど人々はビットコインの面白さを感じなくなり、他のプラットフォームへ面白さを感じるようになる可能性があると強調しました。

またイーサリアムが新しい貨幣の形として出現するかどうかの議論について、何が通貨を構成するかはあなたの定義次第だと述べ、ビットコインもイーサリアムもすでにstore of value(価値の保存)であることはすでに証明されている付け加えました。

「お金という言葉は多くの異なる概念を組み合わせたものです。例えば共通貨幣単位・交換媒体・価値の保存などです。共通貨幣単位についてはイーサリアムもビットコインも違いますが、取引所の交換媒体として使われています。イーサリアムには価値の保存手段があり、それが人々が使う理由です」

なお実装が進むアップグレード「イーサリアム2.0」ですが以前、急速に進んでいるとしたものの技術的な観点から「予想以上に難しい」と述べていました。