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ロシア最大の銀行「ズベルバンク」が規制当局らの反対を受け、仮想通貨プロジェクトを中止

仮想通貨支持派でもあるロシア最大の商業銀行「Sberbank(ズベルバンク・ロシア連邦貯蓄銀行)」が、かねてから計画していた仮想通貨プロジェクトを断念した事を同国の経済メディアであるTaas通信が報道しています。この背景には規制当局や中央銀行の否定的な姿勢があるようです。

ロシア最大の銀行、仮想通貨プロジェクト白紙へ

ロシア最大の商業銀行ズベルバンクのCEOであるHerman Gref氏といえば仮想通貨支持者として知られ、これまでにも仮想通貨市場への参入に向けて積極的に取り組んでいました。

しかしTaas通信によれば、ズベルバンクのグローバル責任者であるAndrey Shemetov氏が記者会見にて、計画していた仮想通貨プロジェクトを一旦中止とする事を発表したと報道しています。

ロシアの規制当局や中央銀行が否定的な姿勢をみせたことが原因とみられています。

ロシア政府の仮想通貨への姿勢

今年2月にはプーチン大統領が7月1日までに仮想通貨への規制を導入するよう求めていましたが、ロシア連邦議会下院の高官はビットコインBTC)はマネーロンダリングを容易にし大量の資金を海外へ流出させると警告し、突然の規制中止となっていました。その後、「ビットコインはピラミッド型のポンジ・スキームであり政府を崩壊させる恐れがある」として批判されています。

またドミートリー・メドヴェージェフ首相は、仮想通貨の人気が低迷しており、規制当局内ではもはや規制は最優先事項とはしていないとの見解を発表しています。

これらの背景があり、ズベルバンクが今回の決断をするに至ったと予想されます。

仮想通貨取引プラットフォームを計画中

ズベルバンクはどの計画を中止としたの詳細に関して明らかにしてはいませんが、昨年には顧客のためにアルファバンクと共同で仮想通貨取引プラットフォームを計画中であり、テスト段階に至っていると明かしていました。

同プラットフォームはスイスの子会社によってローンチされるとしており、今回の仮想通貨プロジェクトがロシア国内のみでのサービスであったならば影響は無いものと見受けられますが、定かではありません。

Shemetov氏は以前にも規制当局に対し、用途が人々に理解されるまではビットコインを禁止するべきではないと発言していました。またブロックチェーンに関しても業界はいまだ初期の段階であるため主流の採用に乗るまで10年はかかるだろうが非常に楽観的であるとも述べています。

今回の商業銀行による仮想通貨プロジェクトの延期は業界にとっても残念な判断であるといえますが、ロシアと言えば中央銀行が金に裏付けられたデジタル通貨の発行を検討しているとの報道もあり、今後の動向に注目が集まります。

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