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ロシアの自治管区ユグラ:ブロックチェーンを使った観光プラットフォームを立ち上げ

ロシアの中部に位置するハンティ・マンシ自治管区(別名ユグラ)は、公共支出の追跡と観光業界の透明性を高めるためにブロックチェーン技術を活用した観光プラットフォームを立ち上げる予定です。地元メディアであるTass通信が報道しています。

観光資金の透明性向上へ

Tass通信の報道によれば、ロシアのブロックチェーン・スタートアップ企業Universa(ユニバーサ)のCEOであるAlexander Borodich氏とハンティ・マンシ自治管区の政府開発基金のゼネラルディレクターであるRoman Genkel氏はブロックチェーンを活用した観光プラットフォームの設立に合意したと報道しています。

これは6月8日に開催されたサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムにて公式合意書の署名に至ったもので、Universaの公式ブログによれば、分散型台帳技術を使って資金を追跡ができれば政府の補助金や投資資金の不正使用を防ぐことができるとしています。

なお、同プラットフォームは現在の支出と資金の収支を即座に追跡でき、自動で報告書を作成し投資の透明性を確保することで投資家にとってこの地域を魅力的なものにすることを目指しています。

観光の発展にブロックチェーンの活用を

このプラットフォームでは複数の言語をサポートすると共に、観光商品やサービスの提供者、交通機関、宿泊施設やケータリング提供者、投資家、観光客などユグラ内の観光エコシステムの全ての利害関係者を結び付けることを目的としています。

また地域の観光ルート、ホスピタリティー、観光施設の設計と利用の促進、観光業者の活動の監視などのデータを蓄積するのに焦点を当て、問題のある地域や観光客の流れを増やす方法を特定することも可能にします。

地方当局によると2018年にはユグラへ50万人以上の観光客が訪れており、ブロックチェーン技術の活用でさらに多くの旅行者を呼び寄せると共に関連資金に透明性をもたらす狙いがある模様です。

ロシアではブロックチェーンを用いたプロジェクトが増加傾向にあります。4月にはロシア最大のガス供給会社ガスプロムのCEOであるアレクセイ・ミレル氏がドミトリー・メドヴェーシェフ首相と会談し、ガス供給の契約にブロックチェーンを適用するアイディアを提案したと伝えられています。

またロシアの年金基金は割引輸送サービスを利用する人々の不正を防止することを目的として、輸送運転手を追跡するためにロシア鉄道とともにブロックチェーンの使用に取り組んでいます。

このように、ロシア政府は仮想通貨の発行については慎重となっていますが、ブロックチェーンの活用については積極的に取り組んでおり、今後も関連したニュースは増えてくると予想されます。

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