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10万BTCを所有していたサイバー犯罪組織のロシア人リーダー、罪を認める。

国際的なサイバー犯罪組織であるInfraud Organizationのロシア人リーダーが、最大規模のサイバー詐欺事件を起こした罪を認めました。逃亡先のバンコクでタイ警察に逮捕された際、10万BTCが押収され話題となっていました。

BTC詐欺師、罪を認める

米司法省(DOJ)が先日、発表したレポートによると国際サイバー犯罪組織Infraud Organizationの共同創業者でロシア人のSergey Medvedev(セルゲイ・メドベージェフ)氏が、ネバダ州の連邦地方裁判所にて自身の罪を認めたことが明らかになりました。

Infraud Organizationは2010年に設立され、2018年まで暗躍した世界最大の国際犯罪組織です。なりすましや金融詐欺だけでなく、IDやクレジットカードと言った個人情報をハッキングし、スキミング機器などのハッキングツールと共にダークウェブで販売していました。

その被害は米国でも最大規模となっており、米司法省によれば盗まれた直接的な金額は約5億6800万ドル(約610億円)で、間接的な損失は22億ドル(約2364億円)を超えると指摘しています。

ダークウェブ上では米国内の無数の金融機関に加え、Visa、American Express、Mastercard、Discoverなど400万件を超えるクレジットカードの違法販売を行ったと見られています。

10万BTCを保有

メドベージェフ氏は他の容疑としてメンバーにエスクローサービスの提供、不正な仮想通貨取引所を運営していたことも告発されており、そこで盗んだ資金のマネーロンダリング(資金洗浄)が行われていたとされています。

今回のレポートではメドベージェフ氏はこれらのサービスを運営するだけで100万ドル(約1億円)以上を荒稼ぎしていたことも指摘しました。

Infraud Organizationは「In Fraud We Trust(信頼する詐欺)」のスローガンのもと運営され、それぞれ専門分野に応じたメンバーを設置しており、顧客には初期の頃から利用するVIP層も存在していました。

2018年にはオーストラリア・フランス・米国・英国・コソボ・セルビア・イタリア各国の当局が協力し、36人のメンバーを逮捕するに至っています。

メドベージェフ氏はタイのバンコクにいたところ、タイ警察によって身柄を拘束され、米司法省に引き渡されていました。逮捕時には10万BTC(約1000億円)以上を所持していたことも分かっています。

タイ警察により保管されましたが、膨大な枚数である10万BTCをどのように処理していくのかも気になるところです。