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仮想通貨取引所WEX創設者、消えた仮想通貨にロシア諜報機関の関与を公言

ロシアの仮想通貨取引所『WEX』から消えた約480億円分の仮想通貨に関する新たな展開として、創設者であるアレクセイ・ビリュチェンコ氏は、同取引所がユーザーの資金を保管していたコールドウォレットが連邦保安局(FSB)や政府機関によって没収を強制されたことを明らかとした。

仮想通貨取引所WEX創設者、消えた仮想通貨にロシア諜報機関の関与を公言

ビリュチェンコ氏は、BTC-eの創設者であるAlexander Vinnik氏と親しい間柄でした。BTC-eは40億ドルを超えるマネーロンダリングに関与したとして閉鎖に追い込まれ、Vinnik氏も逮捕・起訴されています。

その後、ビリュチェンコ氏は、Vinnik氏の逮捕を受けてロシアに逃亡しています。また、Dmitri Vasilev氏と共にBTC-eのシステムを活用し、仮想通貨取引所WEXを設立しました。

WEXがスタートしてからは、BTC-eのほとんどのユーザーがそれを利用しました。しかし、その後WEXのユーザーは大幅に減少しました。Vasilev氏は、ロシア高官との繋がりもあるドミトリ・カフチェンコ氏に、WEXを売却したことを明かしています。

BBCロシアのレポートによると、Vinnik氏を調査する過程において、WEXの顧客資産がロシアの諜報機関であるFSBに流れた可能性があるようです。また、この裏には、WEXの売却を指示したとされるKonstantin Malofeyev氏が深く関わっているとBBCは報じています。

また、前FSB職員Anton Nemkin氏が、FSBのファンドに対してWEXの資金を送金するようビリュチェンコ氏に持ちかけたことも、BBCから報告されている。

政府による組織的な犯行か

これまで、WEXの仮想通貨消失は詐欺事件だと考えられていました。しかし、こうしたビリュチェンコ氏やBBCの報告を踏まえると、ロシアの政府機関も関与していた組織的な犯行である可能性が高いといえます。