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ウォレットと取引所、仮想通貨を保管するならどちらが安全?

仮想通貨の保管方法には、いくつかの種類があります。一般的には、安全に保管するのであればTREZORのようなコールドウォレットが推奨されています。一方で、マルタに拠点を構えている取引所Binance(バイナンス)のCEOであるChangpeng Zhao氏(以下:CZ)は、取引所に預けておくのが最も安全な管理方法だと見解を示しています。

バイナンスCEOは取引所での保管を推奨

先日、経済評論家であるPeter Schiff氏が、自身が保有していたビットコイン(BTC)を紛失したことを明かしました。CZ氏は個人で管理することの難しさ、取引所で保管することのメリットについて、以下のようにコメントしています。

「多くのハードコアクリプト(中心的な仮想通貨)は、個人がウォレットを保有し、秘密鍵を管理することを推奨していますが、一方で、多くの人が外部からの攻撃によって仮想通貨を紛失しています。自分自身のミスによって秘密鍵を失ってしまうことすらあります。しかし、信頼性の高い取引所は安全です。数字がそれを物語っています。」

CZ氏が率いるバイナンスは、すでに仮想通貨業界の中でもトップランクの取引所であり、ユーザーを煽って勧誘する必要がありません。そのような背景から、CZ氏のこうした発言は利己的なものではなく、彼の本当の考えを示していると言えるでしょう。

ヴィタリック・ブテリン氏は反対

こうした見解に対して、反対の意見を表明しているのがイーサリアム(ETH)の考案者であるヴィタリック・ブテリン氏です。ブテリン氏は仮想通貨を取引所で保管することを推奨しておらず、ユーザーが自分自身で管理すべきだと主張しています。ブテリン氏は、ウォレットの復元で使うバックアップシードも、3ヶ所以上に書き留め、慎重に保管するべきだと述べました。

日本国内では過去に3回以上のハッキング被害が起きており、いずれも数十億円規模の大きな被害が出てしまいました。しかし、どの事例でも被害を受けたユーザーは同等額に近い補償を受けています。一方で、個人で紛失した場合には、その仮想通貨は二度と戻ってはきません。

CZ氏とブテリン氏のどちらの意見が正しいかはわかりません。ユーザーそれぞれに適した管理方法があるため、あなた自身が判断し、大事な資産を守るよう心がけていきましょう。