今日の情報が、明日の君をつくる。

金融大手SBIが仮想通貨流動性プロバイダーB2C2を買収へ。金額は非公開。

日本のSBIホールディングス100%子会社である「SBIファイナンシャルサービス」が、英国の仮想通貨流動性プロバイダーであるB2C2を買収したことが明らかとなりました。

金融大手SBI、海外仮想通貨企業買収へ

SBIファイナンシャルサービスのプレスリリースによると、今回の英国仮想通貨企業B2C2の買収は、7月に3000万ドル(約31億円)の少数株式を取得することにより至った合意に続くものだとしています。

なお「流動性プロバイダーのパイオニアと呼ばれる企業を買収することで、仮想通貨のディーリングデスクを開設する世界初の金融コングロマリットとなる契約を締結した」と発表、今後は大手金融機関へ仮想通貨取引サービスの提供を目指します。

B2C2は2015年に設立されたマーケットメーカーで、以降は取引所やファンドマネージャーの仮想通貨取引をサポートしていました。そのブランド・人材・技術的専門知識・取引能力により、SBIが日本の金融企業を仮想通貨市場へ呼び込むことも期待されています。

日本の大手金融企業による欧州の仮想通貨企業の完全買収は初の事例となっていますが、詳しい金額は公開していません。

買収はベストタイミング。B2C2取引量増加

SBIホールディングス代表取締役社長兼CEOの北尾吉考氏は、次のように述べています。

「B2C2は、世界に通用する商品やサービス・優れた技術・価値ある顧客基盤で高い評価を得ています。B2C2のビジョン・専門知識・提供するサービスはSBIのものを補完するものであり、グローバル市場での事業拡大に向けてパートナーシップを築いていくことを楽しみにしています」

B2C2の創設者であるMax Boonen氏もSBIとのパートナーシップにより、店頭取引(OTC)は4倍に増加、B2C2の最先端のマーケットメイキングシステムが、SBIの仮想通貨取引所VCトレードのサービス「VCTRADE Pro」のマーケットメイカーに統合されたことで、1日の取引量が10倍に増加したと明かしています。

「今月、ビットコインが史上最高値を更新したことで、金融業界の誰もが仮想通貨はここに留まるということがわかってきました。先見の明のある金融会社として称賛されているSBIにとって、このタイミングでの買収は絶好のチャンスです」

また統合は順調に進み、日本国内のB2C2チームは今後数か月で50人から70人に増加、SBIのオフィスへ移る予定です。両社は今後10年間で仮想通貨が金融市場に与える影響力についても、大胆なビジョンを共有しているとも述べており、これからの活躍が期待されます。