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SECが仮想通貨プロジェクトMeta1Coinの資産を凍結、関与していた元米上院議員を逮捕

米証券取引委員会(SEC)は投資家に対し、高リターンを謳いICOを行ったMeta1Coinの資産を凍結したことを発表しました。またプロジェクトに関与していた元米上院議員3人を逮捕しています。

元米上院議員がICO詐欺で逮捕

3月20日、米SECは未登録でICOを行ったとしてMeta1Coinの資産を凍結、販売停止を命令したことを明らかにしました。

またプロジェクトを運営していたワシントン州の元上院議員であるDavid Schmidt(ディビッド・シュミット)氏と、フロリダ在住のNicole Bowdler(ニコル・ボドラー)氏、Robert Dunlap(ロバート・ダンラップ)氏の3人を共同で証券詐欺および連邦証券法違反を行ったとして逮捕しています。

3人は米国内外にも及ぶ150人以上の投資家から、約430万ドル(約4億7600万円)以上もの額を調達していました。

シュミット容疑者は1994~2006年まで州議会議員を務めていましたが、2012年3月に立候補した際には選挙資金を個人的に不正使用したとして、1万ドル(約110万円)の罰金を命じられていました。

高リターンを約束し私的に使用

SECが公開した訴状によると逮捕された3人は、Meta1Coinが10億ドル(約1107億円)のアートコレクション、または20億ドル(約2214億円)相当のゴールドによって価格が裏付けられ、会計事務所によってゴールドの資産が監査されていると虚偽の主張をしていました。

また投資家に対し、ICOで22.22ドル(約2460円)と44.44ドル(約4921円)と段階的に販売した後に、リスクなしで2年経てば最大224,923%のリターンに相当する5万ドル(約554万円)に値上がりすると嘘の約束もしていたことが分かっています。

しかしMeta1Coinはその後配布されることはなく、個人的な出費に使用された他に、21万5千ドル(約2400万円)のフェラーリなど高級車の購入費用に充てられていたことが分かっています。

また集めた資金の一部がPramana CapitalとPeter K. Shamounと言う2つの企業にも送られていました。

SECは現在3人に対して民事罰の適用を求めており、有罪となった場合には最高20年の懲役と100万ドル(約1110億円)の罰金、もしくは未登録の有価証券を販売したとみなされれば、最高で懲役5年と25万ドル(約2770万円)の罰金が科されると見られています。