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数々の仮想通貨詐欺に関与したとされる男、ギリシャからフランスに引き渡しへ

数々の仮想通貨詐欺・事件に関与したとされているアレクサンダー・ヴィニック氏が、フランスへ引き渡されることが決定しました。ギリシャで逮捕されたヴィニック氏は、アメリカ、ロシア、フランスが身柄引き渡しを求めていました。

違法取引40億ドル相当に関与か

マネーロンダリングや仮想通貨詐欺に関与したとして2017年にギリシャで逮捕されたアレクサンダー・ヴィニック氏が、フランスへ引き渡されることになりました。ヴィニック氏に関してはフランスだけでなく、アメリカとロシアもその身柄の引き渡しを要求していました。最終的に、ギリシャ法務大臣はフランスへの引き渡しを決定したようです。

アメリカ側は、ヴィニック氏が取引所BTC-eの運営に関わっている間に、40億ドル相当のビットコイン(BTC)を洗浄したとしてギリシャへ身柄の引き渡しを求めていました。また、ロシア政府は今回の決定に関して不満のようで、ギリシャのロシア大使館を通して以下のようにコメントを発表しています。

「アレクサンダー・ヴィニックの身柄引き渡しがロシア検察庁によって完全に立証されているにも関わらず拒否されたことを残念に思う」

無罪主張のヴィニック氏

ヴィニック氏が運営に関わっていたBTC-eは、2011年に設立された取引所です。テロの資金援助やマネーロンダリングなど、犯罪の温床になっていたと見られています。加えて、BTC-eはランサムウェアやハッキングによって盗まれた資金を受け取っていたようです。運営は長続きせず、結果的に2017年に取引所は閉鎖しました。

アメリカはヴィニック氏が技術コンサルタントとしてBTC-eに携わっていたと述べていますが、ヴィニック氏はこれを否定しています。また、取引所のプラットフォーム内で違法取引が行われていたことにすら気づかなかったと主張しています。ヴィニック氏は現在ハンガーストライキを行っており、ギリシャの病院で医師の管理下にいます。