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ビットコインATMで7つのステーブルコインの購入・販売が可能に、カナダのInstacoin ATM社

カナダのビットコインATMに7種類のステーブルコインがサポートされ、売買が可能となりました。KYC(本人確認)も必要とせず、ステーブルコインは価格変動も少ないため、需要が高まっている傾向があります。

ATMでステーブルコインの売買を

2013年にモントリオールで設立され、ブリティッシュコロンビア州を除く全てのカナダの州で約100台ものビットコインATMを展開しているInstacoin ATM社は、ステーブルコインに対応したことをプレスリリースで発表しました。

サポートするステーブルコインは以下の7つとなっています。

・DAI(Multi-Collateral DAI)
・SAI(Single-Collateral DAI)
テザー(USDT)
・USDコイン(USDC)
・トゥルーUSD(TUSD)
・ジェミナイドル(GUSD)
・パクソス・スタンダード(PAX)

Instacoin ATM社のビットコインATMの特徴として挙げられるのは匿名性です。1回につき1000カナダドル(約8万4000円)未満であればKYC(本人確認)を必要とせず、1日最大10000カナダドル(約84万円)の購入・販売ができるとしています。

需要が高まるステーブルコイン

通常ステーブルコインとは価格が法定通貨と連動しているため、トレーダーが弱気相場の時に退避する手段として使われます。現時点では企業や店舗が決済の際にステーブルコインを採用しているところはありません。

このようにビットコインATMでステーブルコインを売買するメリットはあまり考えられませんが、Instacoin ATM社のCEOであるMichael Lo Verso氏は下記のように述べています。

「仮想通貨は1日で10~20%の価格変動がありボラティリティが高い。そのためステーブルコインの人気も高まっており、ATMでサポートすることで反応をうかがいたい」

利用プロセスは至極簡単なものとなっており、カナダのユーザーはATMで購入したいコインを選択し、スマートフォンからウォレットのQRコードを画面にスキャンします。その後現金を挿入し「送信」ボタンをクリックすれば終了です。また、同様のプロセスで販売により現金を得ることもできます。

これまでにもInstacoin ATM社のビットコインATMではビットコイン(BTC)を含むビットコインキャッシュ(BCH)イーサリアム(ETH)などの主要アルトコインの他、ダッシュ(DASH)などもサポートしていました。

なおカナダではマネーロンダリング防止のため、国内のビットコインATM業者に対し、2020年6月までにFintrac(金融取引およびレポート分析センター)への登録を義務付けています。