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米議会:ステーブルコインを証券とみなし、SECによって規制されるべきとの法案が提出される

10月22日、下院サービス金融委員会にて、ステーブルコインを証券に分類しSEC(米証券取引委員会)の下で規制されるべきだとする法案が提出されました。これは、フェイスブックの仮想通貨Libra(リブラ)を筆頭に今後続々とステーブルコインが発行されるであろうことを踏まえたものと見られています。

ステーブルコインは証券に分類

民主党議員Sylvia Garcia(シルビア・ガルシア)氏が、1933年証券法のもとでステーブルコインを規制する法案を下院サービス金融委員会に提出しました。この法案が通った場合、ステーブルコインはSEC(米証券取引委員会)の下で規制されることになります。

2014年にウェストバージニア州の民主党議員Joe Manchin氏がビットコイン(BTC)の使用を禁ずる様に求めた時と比較すれば、大きな飛躍とも言えるでしょう。

また、提出された法案の内容から、現在各国の規制当局で取りざたされているフェイスブックの仮想通貨Libra(リブラ)に対応したものであるとも見られています。

法案はステーブルコインを主流へと押し上げるか?

ステーブルコインとは、米ドル、日本円、中国元などの価値に裏付けられたコインとなっています。

ビットコインやイーサリアム(ETH)等の仮想通貨と違い大幅な価格変動がないため、安全性を確保できるとして人気があります。

最近の値動きでいうと、9月下旬に機関投資家が参入されると期待されていたBakktがローンチしたにもかかわらず不振に終わったことが影響してかビットコインの価格は8,000ドル(約87万円)台にまで下落し、リブラに関する公聴会が行われた際にはさらに悪化、7,000ドル(約76万円)台後半にまで落ち込みました。

その後、一旦10,000ドル(約108万円)に上昇し現在は安定していますが、再び大幅下落となるかそのまま高値更新するのかは予測が難しく、そういった特徴を踏まえると資産の保全には向かないと言えるでしょう。

ステーブルコインを取り巻く状況も良いものとは言えません。リブラが苦戦していることや、テザー(USDT)の市場操作疑惑、さらに、各国や機関がステーブルコインが金融システムにとって脅威だとして警戒を始めています。

規制が厳しくなればUSDコイン(USDC)やジェミナイ・ドル(GUSD)など他のステーブルコインにも飛び火することとなり、市場にも悪影響となる可能性が高いです。

なお今回の様な法案は通常、下院を通過し上院で可決後、承認される流れとなるため続報が待たれます。