ステラ開発財団(SDF・Stellar Development Foundation)は無料のファイル転送とメッセージが送れる「Keybase(キーベース)」と呼ばれるチャットアプリのユーザーを対象に、20億ものステラ(XLM)をエアドロップすることを発表しました。エアドロップは20ヶ月かけて配布される予定で日本円で総額約130億円にも上る大がかりなエアドロップになります。
ステラが20億XLMのエアドロップを実施
仮想通貨企業の間では、マーケティングや経済圏の拡大などの一環で独自トークンを無料配布するエアドロップと呼ばれる手法がありますが、9月9日にステラ開発財団(SDF・Stellar Development Foundation)は大規模なエアドロップを行うことを発表しました。
今回ステラ開発財団は1億2,000万ドル(約130億円)にも及ぶ合計20億XLMをチャットアプリ「Keybase(キーベース)」のユーザーを対象に実施され、最終的にステラのユーザーベース拡大を図る狙いがあります。
ステラは2018年にキーベースに出資を行っており、これまでにもキーベースとステラウォレットを同期させることでユーザー同士のステラの送受金が可能となっていました。
20ヶ月間、毎月1億XLMが配布予定
今回のステラのエアドロップは10月15日から毎月1億XLMがキーベースユーザーに配布され20ヶ月間続く予定となっています。キーベースのアクティブユーザーは約30万人と言われており、その30万人が対象者となります。
さらに、20ヶ月を過ぎた後も、望ましい結果が得られるのであればXLMのエアドロップを継続させる可能性があると示唆しています。
ステラ開発財団のCEOであるDenelle Dixon氏によれば、エアドロップ自体は流動性の提供の一部で、キーベースとステラのユーザーが共に増加することを望んでいると答えており、多くの人にブロックチェーンに興味を持ってほしいと伝えています。
もしXLMのエアドロップを受け取りたい場合はキーベースのアカウントを作る必要があります。なお配布されたXLMはステラウォレットを持っているユーザーであれば送信ができるとのことです。
一部のステラユーザーの指摘によれば、ステラ開発財団は過去にXLMの総供給量のうち40%を保有していると指摘されていたため、今回の大規模なエアドロップによりその懸念も解消されるとの期待がなされています。
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