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スイスのフィンテック企業が急成長中!今後の展開とは

ヨーロッパではイギリスのEU離脱によって、フィンテック分野に対する懸念が多くなってきています。しかしそのような状況において、スイスでは365のフィンテック企業が運営されており、昨年と比較して62%も増えたといいます。スイスはヨーロッパでどのように市場開拓をしてきたのでしょうか。

フィンテック分野におけるスイスの躍進

ルツェルン応用科学大学の研究によれば、スイスのフィンテック市場は成長を続けており、ZürichとGenevaの2つの都市はフィンテックが盛んな都市として3年連続で2位と3位になっています。ちなみに1位はシンガポールです。

スイスのフィンテック産業は、様々な種類のビジネスを拡大させています。
例えば、投資管理企業、銀行インフラ、金融機関、決済・分析企業などが挙げられます。さらに、スイスの企業はICOによって多くの資金を調達したことで知られています。調達額は、2018年の第4四半期だけで総額2.4億ドルに到達したということです。

スイスでフィンテック企業が成功しているのは、ドイツが同様の分野で苦戦していることも要因のひとつです。

ドイツはヨーロッパで最も大きな経済規模を持ちますが、2018年において90のフィンテックスタートアップ企業しか誕生しておらず、ヨーロッパでは数が少ない部類に入ります。

ヨーロッパのフィンテック企業の合計は464。スイスは365でヨーロッパでは2番目のとなります。このことから、スイスがいかにフィンテック分野で急激に成長しているかがわかります。

なぜスイスなのか?

多くの人がなぜ、フィンテック分野においてドイツではなくスイスが注目されているのか疑問に思うでしょう。その答えはシンプルで、スイス政府がフィンテック分野の企業をサポートしているからです。これによって、多くのスタートアップ企業が生まれているのです。

一方でドイツでは、Chancellor Angela Merkel首相がフィンテック企業に対してポジティブな発言をしているものの、具体的な施策はこれまでしてきていません。フィンテック分野の起業家にとっては、スイスの方がビジネスをする上でやりやすいというのが現状でしょう。

この結果として、スイスの企業に投資をするベンチャーキャピタルが急激に増えています。2017年に1.3億スイスフランの資金を調達していましたが、2018年には3.24億スイスフラン(3.24億ドル)となりました。 (1スイスフラン=1ドル)。

今後の展開とは?

この数値はドイツのフィンテック企業が調達した5000万ドルを上回ります。しかしながら、英国のフィンテック企業は2018年に136億ユーロ(約160億ドル)を集めていることと比較すると、まだ投資額の割合は小さいことが明らかです。

このことが、ヨーロッパにおけるフィンテック分野への懸念へと繋がります。英国はEUを脱退することが決定しており、今後フィンテック分野で中心的な役割を果たすのがスイスであると期待されているのです。

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