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スイス・ツーク州がビットコインとイーサリアムでの納税受け入れを発表=2021年2月から

仮想通貨・ブロックチェーンの急成長が見られるスイスのツーク州にてビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)でも納税が可能になることが発表されました。上限は10万スイスフランまでとなっています。

仮想通貨での納税が可能に

スイスのツーク税務署は9月3日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)での税金支払いを受け付けることを発表しました。2021年2月からスタートし、最大10万スイスフラン(約1166万円)分の納税が可能になります。

これは2013年に設立されたスイスの仮想通貨ブローカーBitcoin Suisseとの契約により実現したもので、同社がビットコインとイーサリアムをスイスフランに変換し、ツーク税務署へ送金することになります。

創業者兼会長であるNiklas Nikolajsen(ニクラス・ニコライセン)氏によれば「誰もが0.5兆ドル(約53兆円)の仮想通貨市場に関心を持っており、物議を醸すことはなく完全に主流だ」と述べています。

ツーク州は仮想通貨業界に関連した企業も多く存在し、クリプトバレーとしても知られています。すでに2016年からツーク市がビットコインでの納税を受け入れており、今回は州全体へと拡大する形となっています。

QRコードで誰でも支払える

仮想通貨での納税はBitcoin Suisseが提供する「crypto-payments Solution」によって可能になります。納税者は仮想通貨支払いを希望する場合、ツーク税務署へ届け出る必要があります。

その後必要なQRコードが添付された電子メールが送信され納付する仕組みとなっています。スイスフランで常時換算されるため、急な価格変動の影響を受ける心配もありません。また税金の一部を仮想通貨で、残りをスイスフランで受け取るような支払方法は受け付けないとしています。

なお個人・企業の両方で納税が可能となっており、今後数週間のうちにテストを行うと明らかにしています。しかし2016年のツーク市が実施したビットコインでの納税受け入れの際には、同年7月1日から12月中旬までの間に実際に納税したのはたった12人でした。

とはいえ現在はスイスでますます仮想通貨の需要が高まっています。富裕層向け銀行のジュリアス・グループはビットコイン・カストディサービスを発表後、34%の利益増となっておりバーゼル州立銀行も国内の需要増加に応えるため、仮想通貨取引サービスを立ち上げると発表したばかりでした。