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テゾスのアップグレード「Edo」が稼働。ユーザーのプライバシー向上へ。

暗号資産テゾス(Tezos/XTZ)の5番目のアップグレードとなる「Edo(江戸)」が公開されました。テゾス・ブロックチェーンにプライバシー機能やDeFi開発オプションが追加され、プライベートトランザクションをサポートします。

テゾスのアップグレード、無事完了

XTZの開発チームであるNomadics Labs・Marigold・DaiLambda・Metastateは、最大規模のアップグレードの1つである「Edo(江戸)」が、ブロック#1,343,489で正常に起動されたことが発表されました。

注目すべきはEdoには匿名通貨ZcashのElectric Coin Companyが元々開発していたプロトコル「Sapling」を統合させ、プライバシーが保護された取引を可能になることです。

スマートコントラクト開発者はXTZブロックチェーン上であれば、Saplingをスマートコントラクトに簡単に統合できるようにし「選択的な開示を伴う資産取引への投票またはサポート」を実現します。

この機能ではユーザーのセキュリティやユースケースを追加するためのspending keyとviewing keyが提供されています。

viewing keyでは規制遵守の目的で監査人と第三者での共有や、複数の多様なアドレスを派生させることができます。このアドレスは資金を受け取るために使用することも可能です。このようにXTZ保有者に対し、ZcashやMoneroおよび他の匿名通貨と同様のプライベートな取引がサポートされます。

DeFiのスマートコントラクトもサポート

またEdoでは開発者がより安全なスマートコントラクトを作成可能な「チケット機能」や、新しいアップデートの実装を容易にする新たな投票プロセスも導入されています。

チケット機能では他のスマートコントラクトにポータブルな権限を付与したり、トークンを発行したりするための「便利な仕組み」を開発者に提供します。また特定のトークンを発行するためのサポートも可能になります。

これにより開発者は安全で構成可能なコントラクトを作成することが格段に簡単となり、特にDeFi関連のアプリケーションの実用性と開発に役立つものとなっています。

また投票プロセスには、ステーカーやインデクサーなどXTZネットワーク利用者が最新のソフトウェアクライアントにスムーズに移行できるよう「adoption(採用)」期間も追加されています。

この機能は更新の移行により、バリデータがノードを新しいプロトコルに更新するのに十分な時間を確保するために実装されました。一方開発チームは数ヶ月後に展開される予定のアップグレード「Florence(フローレンス)」に取り組んでおり、今後の展開にも目が離せません。