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トロン財団のCTOが離脱:当初の理念とはかけ離れているため

トロン財団の創設者メンバーでCTOを務めていたLucien Chen(ルシエン・チェン)氏がプロジェクトを離脱した事が分かりました。理由としては当初の理念であった「Webの分散化」とかけ離れているためと説明しています。一方、トロン財団は彼を資金流用や知的財産の盗難のため解雇したと発表しており、意見が食い違っている状態です。

TRXの共同創設者兼CTOが脱退

トロン財団の共同創設者兼CTO(最高技術責任者)のルシエン・チェン(Lucien Chen)氏は、現在のトロン財団が目指している方向性とCEOであるジャスティン・サン(Justin Sun)氏との考え方の相違からプロジェクトを脱退した事自身のMediumの投稿にて明らかにしました。

主な理由として、自身が開発に携わったトロンTRX)のネットワークの中央集権化が進み、当初の「Webを分散化する」と言った理念からかけ離れているためとしています。

またチェン氏はトロンのノードのスーパー代表選挙では投票の集中化が進んでおり、ノードによってはわずか数票のみで90%を超える票を獲得している状態となっているため、一般の個人投資家による投票率が下落しているとも指摘しています。

そのため、参加するために使うTRXは総発行枚数が1000億枚にも関わらず、選挙の総票数は80億枚にしか過ぎず、一部のユーザーの中央集権化が懸念されています。

また、トロンのネットワークでは本当のインターネットアプリケーションは機能しておらず、トロンエコシステムは商用アプリケーションとして使用するにはほど遠いと指摘した上で、現在のトロンのdAppsはギャンブルと資金調達のために利用されていると批判しました。

トロン財団は異なる解雇理由を発表、主張食い違い泥沼化

この発表を受け、トロン財団はredditの投稿にて「企業秘密と知的財産の盗難のためにチェン氏を解雇した」と反論しています。

この投稿によると、トロンの監査部門による調査でチェン氏を含む3人が資金流用、賄賂および企業秘密と知的財産の盗難などを行った疑いがあり、今年1月の時点で企業方針と法律の違反を理由に解雇したと説明しています。

また、チェン氏は創業者メンバーではなく、2017年10月に最高技術責任者として入社しているとも反論しました。

このように双方の主張は食い違っており、泥沼化の様相を見せています。また、チェン氏は新しいプロジェクトである「Volume Network (VOL)」を立ち上げると発表しています。

これは当初チェン氏が目指していた真の分散型プロジェクトとなり、新しいトロンを構築するとしています。もしこのプロジェクトが本当に立ち上がるのであれば、トロンのプロジェクトや価格にどのような影響を及ぼすかが懸念されます。

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