中国発の仮想通貨であるトロン(TRX)のアカウント数が、400万を突破しました。サムスンとウェブブラウザOperaのそれぞれのウォレットで、トロンが追加されたことが要因となっているようです。
トロン、サムスンやOperaのサポートでアカウント数が400万を突破
トロンはイーサリアム(ETH)と同様に、プラットフォーム内でのアプリケーション開発を目的として発行されました。
ここ最近では、韓国電子機器大手のサムスンとウェブブラウザのOperaが、提供するブロックチェーン開発ツールやウォレットでのトロンのサポートを発表したことでも話題を集めました。
トロンの追跡アカウントである「TRONSCAN」によると、こうしたサポートもあってかトロンのアカウント数は大幅に増加し、2019年11月4日に400万を突破したようです。
ただし、ネットワーク上でほとんど使われていないアカウントや、複数アカウントを保有しているユーザーの割合などは示されていません。また、これらのアカウントを識別し割合を出すことは、現状では難しいと考えられています。
サムスンとOpera、2つのサポートの詳細
サムスンはブロックチェーンの開発キットである「Keystore」を提供しています。
Keystoreを利用することで、ユーザーがプライベートな情報を自分で管理することができる他、トロンを含む各種dApps(分散型アプリケーション)へのアクセスも可能となります。
Keystoreでのトロンのサポートが発表されたことで、価格も一時的に5%を超える高騰を見せました。
ウェブブラウザであるOperaは、ノルウェーのソフトウェア開発会社であるオペラ・ソフトウェアによって開発されました。
トロンに対応したことで、アンドロイドのデバイスからトロンのdAppsへのアクセスも可能となっています。