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ツイッター著名アカウントのハッキング事件、目立つ仮想通貨を悪とする報道。

仮想通貨インフルエンサーや取引所を含む多くの著名人のツイッターアカウントが同日にハッキングされ、仮想通貨の寄付を集う詐欺が起きました。しかしビットコイン(BTC)ブロックチェーンに欠点があったわけではありません。

約12万ドルが被害に

7月15日、仮想通貨取引所バイナンスやCoinbase、関連インフルエンサーのツイッターアカウントが次々とハッキングされる事件が起きました。このハッキングはビルゲイツ氏やイーロンマスク氏、アマゾン創業者のジェフベソス氏といった著名人や政治家にまで及びました。

一斉に起きたこのハッキングにより乗っ取られたアカウントは、CryptoForHealthというサイトと提携したことにより「このビットコイン(BTC)アドレスに寄付すれば、倍になって返ってくる」といった内容をアドレス付きかつ同じ文言をツイートしています。

これは典型的な仮想通貨詐欺の手口ですが、それでも約12万ドル(約1250万円)分のビットコインが送られ被害に遭ったと報告されています。

この事件を受け、各国多数のメディアで仮想通貨に対するネガティブな報道が散見されましたが、法定通貨およびクレジットカードを使用した「インターネット詐欺・フィッシング詐欺・サイバー詐欺」は2020年も数千件起きており、決して仮想通貨・ブロックチェーンが悪いわけではないということです。

ハッキングされたのはツイッター

今回はツイッターのセキュリティに脆弱性があり、ブロックチェーンのセキュリティがハッキングされたわけではありません。一部報道によると従業員など内部関係者が関与している可能性も伝えられています。

詳細は調査中であるものの当時、ツイッターは数時間にわたってハッキングされましたが認証済みアカウントをツイートできないようにし、最終的にハッキングされたすべてのアカウントを復旧させました。

また仮想通貨取引所の対応も迅速でした。Conbaseは詐欺に使われたアドレスを即座にブラックリスト登録し、1000人以上の信じたユーザーが送金しようとしているのを阻止できたことにより、30BTCを保護することができました。

ビットコインが法定通貨と同じように犯罪グループに使用されているのは、確かに憂慮すべき事例です。しかし毎年、2000億ドル(約21兆円)以上が詐欺に遭いそのほとんどは法定通貨ですが「米ドル詐欺」と呼ばれることはありません。

ブロックチェーン・テクノロジーはセキュリティが強く、原則としてハッキングされたことはありません。そのため各企業もブロックチェーンを実装すればハッキングを阻止できる可能性があります。

今後ブロックチェーンの実装やデジタル通貨が主流となれば「仮想通貨詐欺」といったネガティブな文言も使用されなくなることでしょう。