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アブダビ・イスラミック銀行がブロックチェーンベースの貿易金融取引に成功、進む金融革命

イスラム系金融機関の大手であるアブダビ・イスラミック銀行(ADIB)は、ブロックチェーンテクノロジーを使用して貿易金融取引を成功させた最初のイスラム銀行であると主張しました。またアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)も、仮想通貨取引の年内開始に向け着々と取り組んでいます。

ADIB×TradeAssets

アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでは、規制当局により仮想通貨に関する法律の採用に向け動き始めており、企業のブロックチェーン採用がますます進んでいます。

4月15日、アブダビ・イスラミック銀行(ADIB)はイスラム系銀行としては初となるブロックチェーンを使った貿易金融流通取引を成功させたと主張しています。

これはブロックチェーンベースの貿易金融eマーケットプレイスであるTradeAssetsとの提携で可能になったもので、過去1年間にわたりADIBとTradeAssetsは貿易金融取引を自動化し、新興市場の銀行取引先と国境間取引を実現させていました。

ADIBのトランザクションバンキング部門のグローバルヘッドを務めるHaytham Elmaayergi氏によれば「貿易金融と流通におけるデジタルフットプリントの拡大に取り組み、地域全体およびグローバルなビジネスの効率と生産性向上に取り組んでいます」と述べています。

ADGM、2020年第3四半期までにデジタル資産取引をスタート

一方、アブダビの国際金融センターで自由経済圏のアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)も2020年第3四半期までに規制対象となっているデジタル資産取引を開始する予定です。

ADGMは2018年に仮想通貨取引を認可する発表を行っていましたが、規制当局は寛容な規制導入には慎重な姿勢を見せていました。

しかし2019年には、規制当局によって仮想通貨交換業の準備を進めている企業に対して原則として承認することを許可しました。

承認を受けた仮想通貨取引所の最高経営責任者であるLeon Smith氏は、海外大手仮想通貨メディアCointelegraphの取材に応じ、「規制された仮想通貨取引は地域の画期的なステップであり、ADGMをグローバルな金融ハブに押し上げるのに非常に重要です」と語りました。

このようにブロックチェーンの積極的な採用は、アブダビだけでなくアラブ全体の金融市場に更なる利便性をもたらすことが期待されています。また、今後もアラブでのブロックチェーン関連のニュースが続々と増えることが予想されます。