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注目の分散型取引所Uniswap上場のBZRXトークンを不正利用?価格操作で多額の利益を得たトレーダー現る。

引高が急増し、注目されている分散型取引所(DEX)のユニスワップ(Uniswap)に上場したBZRXトークンの価格を押し上げたあと、ダンピングさせた人物がいるとしてツイッター上で議論が巻き起こっています。

30分で100万ドルを獲得する手法

仮想通貨ビットコイン(BTC)の定まらない方向性が続くなか、DeFi(分散型金融)関連のアルトトークン、LINKやCOMPの価格が大躍進を遂げました。また分散型取引所(DEX)の取引高も急増し、特にユニスワップ(Uniswap)は主要仮想通貨取引所に肩を並べるまでに至っています。

DEXの特徴はバイナンスなど運営者がいる中央集権型の仮想通貨取引所と違い、明確な管理者がいない状況のまま運営されているのが魅力となっています。しかし、分散型ならではの事件が起き、議論となっています。

サイバーセキュリティ会社PepperSecの創設者Roman Storm(ローマン・ストーム)氏は7月14日、ツイッター上でユニスワップに上場したbZxプロトコル(BZRX)トークンを大量に購入し、一般ユーザーの買いが集中した際に売却することで暴落させた人物がいると指摘しました。

ストーム氏によれば「30分で100万ドル(約1億700万円)を作った人がいた」として次のように手法を共有しています。

1.ユニスワップでBZRX上場ニュースを待つ。

2.ユニスワップでトークンを買うスマートコントラクト(BOT)を書く

3.スパムイーサリアム(ETH)ネットワークは間違ったトランザクションにより入ることができません。

これにより現時点で533,000ドル(約5700万円)の利益となる2030ETHと30万BZRXを獲得した人物がイーサスキャンで確認できると主張しています。

残るDeFiの課題

ストーム氏のツイートに対しDeFiコミュニティからの注目が集まり、BZRXを含む多くのユーザーから批判の声が寄せられました。

一方、コンコース・オープン・コミュニティのスコット・ルイス氏は上場後すぐにBZRXを買い占めたBOTは「事故や事件でも何でもなく、ただの通常の取引だった」と擁護しています。

また「脚本家が上場価格が低すぎるという意見を持っていて、それを市場で表現した。その後、市場価格は高くなりました。それはそれでいい。」と付け加えました。

ストーム氏も今回はエクスプロイトでもハックでもなく、ユニスワップのIDO(分散型取引所によるICO)のフロントランニングにまだ問題が残っているとして、イーサリアム上のDeFi BOTの技術的な詳細についてコミュニティに紹介したかったと弁明しています。

このようにまだまだDeFi市場には課題が残ります。以前にもユニスワップにはDeFiトークンをうたう詐欺トークンが出来高急増に一役買っていると指摘されていました。