今日の情報が、明日の君をつくる。

2019年、依然としてステーブルコインの中でテザーが取引量の多くを占めている

2019年、疑惑に揺れ話題となっていたテザー(USDT)ですが、昨年に仮想通貨のリサーチ企業CryptoCompare社が発表したレポートによれば、問題となって以降ステーブルコインが数多く発行されているにも関わらずテザーの取引量がトップに君臨し、人気となっていると伝えています。

ステーブルコインは今でもUSDTが主流

仮想通貨市場の様々なリサーチを行い分析しているCryptoCompare社のレポートによれば、ビットコイン(BTC)の取引のうち79.65%がテザーとのペアによるものだと分析しています。

ステーブルコイン市場の人気主要通貨としては

・Circle社が発行するUSD Coin(USDC)

・PAXOSが発行するパクソス・スタンダード(PAX)

・True USD(TUSD)

などがあげられますが、テザーだけでBTCペア取引全体の97.52%を占めていると伝えています。

このように様々な問題が取りざたされているテザーですが、依然として高い人気を保っており、最近では主要仮想通貨取引所OKExがテザーの証拠金先物取引サービスを開始するなど、デリバティブ商品としても採用され続けています。

疑惑を払拭できないUSDT

テザー疑惑の発端は専門家が発表した論文によるもので、2017年の仮想通貨バブルはテザーによる価格操作だと指摘し問題となりました。

またこの論文では発行元であるテザー社と仮想通貨取引所Bitfinexの関係性も取りざたされ、テザーの需要と供給量も人為的な操作がなされていると主張していました。

2018年1月には米商品先物取引委員会(CFTC)から両社に召喚状が発行され、テザーの価格を裏付けするドルの準備金が充分にあったのか証拠を提出するように命令されています。

2019年にはニューヨーク州検事総長事務所(NYOAG)によって、Bitfinexの差し押さえられた顧客資産をカバーするためテザー社の準備金を不正に使用したとして訴訟されています。

ステーブルコインはこれらテザーの信用問題や市場のさらなる流動性・ボラティリティに対するリスクヘッジ手段として続々と企業によって発行されましたが、テザーが支持される状況が続いています。

今年も、フェイスブックのLibra(リブラ)や中国のデジタル人民元など、ステーブルコイン関連のニュースは続々と出てくることが予想されます。