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ステーブルコインのUSDT(テザー)の時価総額が3位のXRPを脅かす存在に。

ステーブルコインの需要が急増しており、時価総額4位の米ドルと連動型のテザー(USDT)が、現在3位のリップル(XRP)を抜かす勢いを見せています。

テザーの勢い止まらず。

Coinmarketcapでは執筆時点(5月14日)の時点で、USDT(テザー)の時価総額が約9350億円と4位に位置しており、3位のXRP(リップル)の約9480億円と約130億円程しか変わらず、その地位を脅かしています。

一方Coingeckoでは同じくテザーが4位で約9460億円、3位のXRPは約9510億円とその差は縮まり50億円差となっています。なおMessari(メッサリ)ではすでにテザーがその差を約3200億円以上引き離し3位にランクインしています。

テザーの新規発行と言えば、トレーダーの間ではビットコイン(BTC)上昇の指標になっているとも指摘されています。しかし長い間テザーが市場を操作しているとの疑惑はいまだ払しょくされてはいません。

テザー社のCTOであるPaolo Ardoino氏は、最近の大量のテザー発行は緊急時のバックアップであり、すぐに使用されるものではないと説明しています。

テザーの需要増加

Coin Metricsが発表したレポートによれば5月に入り、ステーブルコインの時価総額は100億ドル(約1兆700億円)を突破したと伝えています。その供給量の90%をテザーが占めており、市場操作の疑惑があるにも関わらず最も強い存在感を見せています。

このような背景にはイーサリアム(ETH)ネットワーク上でのテザー取引量が多く、時間帯もアジア市場が開いているUTC(世界標準時間)2~16時が活発になっていることから、中国などの大口のアジア勢が強気相場にすぐ参入できるよう保有し始めていると指摘されています。

また仮想通貨市場への資金準備の他、新型コロナウイルスの影響で米ドルが不足するなど安全な法定通貨連動型のステーブルコインへ資産を退避させているとの見方も強まり、安定性というメリットもあると推測されています。

チェイナリシスのレポートによればサークル(USDC)やパクソス(PAX)の時価総額も約1年間で急上昇しています。

取引量の多いBinance(バイナンス)などの主要取引所がアルトコインの取引を提供する際、ペアにしているステーブルコインも影響があると見られています。

テザー社では仮想通貨取引の際、素早くかつより安価に取引できる中国向けステーブルコインCNHTや欧州向けとなるEURTなど新しいステーブルコインを発行しており、今後もますます市場は活発になると予想されます。