仮想通貨決済普及を目指す「Vendit」の支払いシステムにUberが追加されました。これによりUberの利用時にビットコイン(BTC)での支払いが可能です。仮想通貨企業では初の出来事となり普及に向けて一歩進んだことになります。
ビットコインでUberが利用可能に
Venditは先日、自社が提供する仮想通貨決済システムに配車サービスで人気のUberが追加された事を発表しました。これで、Uberでビットコイン支払いが可能になりました。
Uberとの提携は様々な仮想通貨企業が目指していましたがVenditはそれを初めて可能にしたため、大きな注目が集まっています。
他にも世界大手のピザチェーン店、ドミノピザやレストランチェーン、IHOPなどでも支払い時に利用できます。
この発表を受け、Venditは「Uber社が自社の支払いシステムに追加されたことは大変喜ばしい出来事である」とコメントし「この出来事が仮想通貨決済での新しいユースケースへの貢献に役立つ事を確信している」と述べました。
また、今後さらに多くの企業が利用できるようになると付け加え、仮想通貨の普及に向けて貢献していくと自信を覗かせています。
Venditが開発している支払いシステムは特別なシステムを用いており、POS(point-of-sale)と呼ばれる販売時点情報管理システムと統合する事で、利用している加盟店と仮想通貨決済をスムーズに繋ぐ事が可能になっています。
2016年、UberはアルゼンチンでBTC決済を受付
Uberは2016年にアルゼンチン国内での利用にBTC決済を始めていました。
この背景にはアルゼンチン政府がUberサービスの提供を認めておらず、クレジットカード会社に対して決済の停止を命令した事にあります。
さらに国内のタクシー組合からも猛反発を受け裁判でも訴えられる事になり、首都ブエノスアイレスでの運営も制限されていました。
仮想通貨の普及はUberのような大手企業が採用する事により信頼を得て、さらなる進展を目指す事ができます。日本での利用はまだ未定ではあるものの国内外問わず、他の企業にも決済採用の影響を与える可能性もあります。
なお昨年、ヨーロッパに本拠を構えるスポーツに焦点を当て、世界規模のサッカークラブ買収を考えている仮想通貨企業LibereumはVenditの株を大量購入しており、Venditのサイト内で現在、ICOを実施しています。
今後、どのような企業がVenditで使用できるのか気になる所です。
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