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ベトナム教育訓練省がブロックチェーンベースの卒業証書発行へ。TomoChainと提携。

ベトナム教育訓練省(MOET)はブロックチェーンベースの卒業証書を発行することが明らかになりました。これには仮想通貨TOMOを発行する企業TomoChainのブロックチェーンが採用されています。

学生の記録をブロックチェーンで証明

11月18日、シンガポールに拠点を置くスマートコントラクトプラットフォームTomoChainの発表によれば、ベトナム教育訓練省(MOET)と学生の記録をブロックチェーン上に保存する独占契約を締結したと発表しました。

プレスリリースによると、この取り組みは「National Qualifications Archive(NQA)」と呼ばれ、ベトナムの高校・高等教育機関の学生が達成したすべての資格をTomoChainのパブリックブロックチェーンにアップロードし、卒業証書が正確なものであることを証明するものとなっています。

卒業証書は通常、学術機関や研修機関から他機関や雇用主に送付される仕組みとなっていましたが、このような習慣は受験者の教育資格の確認に時間と費用がかかることから、学歴詐称を助長する可能性が指摘されていました。

しかしNQAプログラムにより機関や雇用主に対し、経済的な卒業証書を確認する方法を提供するだけでなく、改ざんが限りなく不可能なブロックチェーンの特徴から学歴詐称を抑制することが可能となります。

政府採用は全国でも初の事例

ベトナムのグエン・バン・フック教育訓練副大臣は、今回の提携に対し次のように述べています。

「卒業証書と証明書の管理は社会全体にとって意義があり、特に管理システムと教育分野全般にとって費用対効果の高いテクノロジーによる刷新が必要な課題の一つである」

そのためテクノロジーとイノベーションが将来の発展を牽引し、長年の課題をより早く解決するのに役立つだろうと述べました。

またTomoChainのCEOであるLong Vuong氏もブロックチェーン技術が、ベトナムでの偽造卒業証書の撲滅に役立つ可能性があるとして次のように付け加えました。

「現在、データの証拠品をパブリックチェーン上に保管することは、経済的・安全・機密性に優れていることから世界的なトレンドとなっています。このシステムは世界の最先端のデジタル技術をベトナムの電子政府4.0に採用するための強固な基盤を築くと強く信じています」

今回のベトナム教育訓練省とTomoChainの提携は、ブロックチェーンテクノロジーが主要政府によって採用された初の事例となりました。NQAプログラムは10月にすでに開発に取り組んでおり、2021年から正式に展開される予定となっています。