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米Walmartがブロックチェーンでエビの輸入サプライチェーンを管理|製品の品質向上へ

米小売業界大手「Walmart(ウォルマート)」はインドから輸入されるエビのサプライチェーンの追跡・管理にブロックチェーン技術を活用したテストを行っていることが分かりました。このような試みはインドでは初となっており、米国内におけるインド産エビ製品の品質向上が期待されています。

ブロックチェーンでエビのサプライチェーン向上

米小売業界大手の「Walmart(ウォルマート)」は、同社が運営する会員制スーパーマーケット「Sam`s Club(サムズ・クラブ)」の店舗へ輸入されるインド産エビのサプライチェーンのトレーサビリティ(追跡把握)にブロックチェーン技術を活用することを発表しました。

ウォルマートはこれまでにも様々な分野でブロックチェーンを積極的に採用してきていましたが、今回はIBMのブロックチェーン技術「Food trust(フード・トラスト)」を使用されています。

まだテスト段階ではあるもののインドのアーンドラ・プラデーシュ州で獲れたエビがサムズ・クラブに運ばれるまでをブロックチェーンで管理することで、製品の情報や品質の向上・トレーサビリティの透明性が高まり顧客の信頼獲得に繋がるとしています。

このような取り組みはインドでは初となっており、ウォルマートは立ち上げにあたりインドのエビ水産加工業者「Sandhya Aqua」と米サプライヤー「Stanley Pearlman Enterprises」と提携しています。

小規模な水産業者を支援

ここで問題となるのが、ウォルマート運営のサムズ・クラブに輸出している全てのシーフード製品供給業者に対し、国際的に認められているBAP(養殖業最善慣行)の取得が義務付けられていることです。

そのため高品質な製品が陳列されていますが、この仕組みでは小規模な水産業者が製品をサムズ・クラブへ提供するには非常に高い障壁となっていました。

しかしウォルマートはアーンドラ・プラデーシュ州の小規模な水産業者を支援するため、BAPの証明書を取得できるよう資金を提供することも明らかにしました。これによりサムズ・クラブへ製品提供が可能になるだけでなく、新たな市場機会を拡大するのにも役立つことになります。

2018年のエビ業界の売上高は21億7,000万ドル(約2,325億円)でした。その中でもインドのエビ市場は世界的にも大きなシェアを獲得しており、特に米国への輸出は46%を占め最大の市場となっています。

ウォルマートはこのインドー米国間のエビ輸出のサプライチェーンをブロックチェーンで追跡・管理することで更なる利益を得ようとする狙いがあります。

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