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ドイツWEG銀行が仮想通貨カストディ・サービスを計画。Tanganyと提携へ。

WEG Bank AG(WEG銀行)が仮想通貨カストディ・サービスを開始する予定であることが明らかとなりました。同行によれば「次の論理的ステップ」であると述べており、仮想通貨の普及を見据えています。

顧客向けカストディ開始

ドイツに拠点を置くWEG Bank AG(WEG銀行)のフィンテック部門「TEN31 Bank」は、ミュンヘンのホワイトラベル仮想通貨カストディ・プロバイダーであるTanganyと提携し、同社の高セキュリティ IT 技術をベースとした仮想通貨カストディ・サービスを開始する予定です。

TEN31 BankはすでにBaFin(ドイツ連邦金融監督庁)の規制に準拠しており、主要な課題の1つであるデジタル資産の安全で信頼性の高い管理を実現します。

これまで仮想通貨保有者はウォレットにアクセスできる秘密鍵を忘れたり紛失した場合、自身の資産を失ってしまい、大きな損失を被るトラブルがありました。しかしTEN31 Bankが提供するソリューションにより、このようなリスクを安全に回避することが可能となります。

ライトコイン財団が株主

WEG銀行といえば2018年、ライトコイン財団とTokenPayが提携し株式を取得していました。また2019年にはドイツの連邦議会によって国内の銀行が仮想通貨の保管・販売ができる法案を可決されました。

そのため同じく株主でオーストリアのフィンテック企業サラマンテックスと提携し、仮想通貨決済ソリューションに興味を持っている小売業者とのテストアプリケーションを実施しており、今回の発表は仮想通貨業界へさらなる事業拡大を示す形となっています。

また今年5月にはシンガポールを拠点とするテクノロジーグループ会社「Anquan Capital Pte. Ltd.」と、銀行や金融サービスのためのブロックチェーンアプリケーションを模索するために提携を発表しました。

一方、Tanganyの技術ソリューションを採用した理由について責任者であるVeronika Ferstl氏は「Tangany社は規制された金融サービスプロバイダーであり、当社の高いセキュリティ要件を満たしているからだ」と説明しています。

Tanganyは現在ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)およびセキュリティトークンなど、60,000以上のウォレットを保管しており、CEOのMartin Kreitmair氏によれば銀行の高い技術的・法的要件に非常に適合していると主張しています。

なお顧客への仮想通貨カストディ・サービス提供に向けて現在、政府からの最終的な承認が保留されている移行期間であるとのことです。