今日の情報が、明日の君をつくる。

海外取引所Binance(バイナンス)とは?特徴・ローンチパッド・DEXについてわかりやすく解説

仮想通貨の海外取引所として、おそらくもっとも有名なのがBinance(バイナンス)です。仮想通貨取引をしている方であれば、一度はその名前を耳にしたことがあるでしょう。一方で、なぜBinanceがそこまで高い評価を獲得しているのかは、あまり知られていません。

そこで今回の記事では、Binanceがどのような取引所なのか、概要や特徴を中心に、独自の取り組みとして注目を集めているローンチパッドやDEXについても解説していきたいと思います

Binanceとは?

Binance_とは?

Binanceは2017年に中国で誕生した仮想通貨取引所です。仮想通貨取引所の中では後発組に入るものの、サービス開始直後から急速な勢いで成長を遂げており、現在では世界各国で事業を展開しています。また、2019年にはすべての大陸で事業を行うことを目標に掲げており、今後よりいっそう市場の中でその存在感を増していくことが予想されています。

かつてBinanceは、サーバーや本社拠点を中国、日本、台湾などのアジア地域に置いて展開していました。しかし、中国や日本からの規制の影響で、2018年3月には、税制面が優遇されておりブロックチェーンの企業誘致にも積極的なマルタへと事業拠点を移しています。

CEOはChangpeng Zhao(CZ)氏

BinanceのCEOを務めるのは、中国系カナダ人のChangpeng Zhao(通称CZ)氏です。同氏は中国で生まれたあと、幼い頃に家族と共にカナダへと移住しています。移住後はカナダのマギル大学に入学し、コンピューターサイエンスを専攻していました。大学卒業後は東京証券取引所で、ソフトウェア開発や取引のマッチングを行うシステム開発などを手がけるエンジニアとして勤務しています。

また、同氏はブロックチェーン関連の業務経験が豊富にある人物です。仮想通貨ウォレットの提供と信頼性の高いブロックチェーンリサーチを行う企業である、Blockchain.comで開発業務を行っており、アメリカの仮想通貨取引所OKCoinでは技術部門のトップであるCTOを務めた経歴もあります。

独自発行のBNBトークン

Binanceの特徴の1つとして、独自発行しているBNBトークンがあります。このトークンは、Binance内での取引に利用することで、最大50%の手数料の割引を受けることができます。また、Binanceが提供するその他のサービスでも各種割引や優待が受けられることから、多くの投資家たちから人気を集めています。

実際に2019年4月時点での時価総額は約3,000億円となっており、仮想通貨全体の時価総額ランキングでも7位にランクインしています。同じく大規模に事業を展開している海外取引所であるHuobi(フォビ)の発行するトークンは時価総額1,300億円で、時価総額のランキングは56位です。こうした現状からも、取引所が発行するトークンがTOP10にランクインしているのは異例であり、BNBトークンの人気の高さがよくわかります。

豊富な取り扱い通貨と高い取引高

Binanceの魅力として、豊富な取り扱い通貨も挙げられます。Binanceではビットコインのほかに、イーサリアムやテザー、BNBトークン建てでの取引も可能となっており、現時点で464種類もの取引ペアが利用できます。

また、Binanceは1日あたりの取引量も高く、すべてのペアを合計して1,000億円近くの取引が日々行われています。取引高のある海外取引所のほとんどはFX取引を提供しています。こうした取引所では、レバレッジを利用して大きな資金が利用されており、取引されている金額が実際に動いている金額とイコールではありません。その一方で、BinanceはFX取引を提供していません。つまり、FX取引を提供していない取引所としてこの取引高は非常に高く、その高い取引量がもたらす流動性も魅力の1つといえるでしょう。

Binanceのローンチパッドについて

Binance_ローンチパッド

Binanceではローンチパッドというサービスも提供しています。ローンチパッドは、仮想通貨やブロックチェーン関連のプロジェクトが資金調達を行うためのICOプラットフォームです。

企業側は、ICOによる過剰な資金調達をしないことや、トークンの設計が十分で仮想通貨全体のエコシステムに貢献できることなど、Binanceが提示するいくつかの基準をクリアすることができれば、ローンチパッドを利用したICOを行うことができます。

今更聞けない、仮想通貨のICOとは?ICOの特徴と魅力を分かりやすく解説します

高い人気を誇るローンチパッドのICO

これまでにいくつかのICOがローンチパッド上で行われてきました。そのほとんどが、開始から数十秒や数分という短時間でトークンが完売しています。

ここ最近の例でいうと、2019年3月19日にCeler(セラー)というプロジェクトがローンパッチ上でICOを行いました。

Celerは通常の取引に加え、スマートコントラクトをオフチェーンでも利用可能にするプラットフォームです。このICOでは、開始からわずか17分35秒という驚異的な速さでトークンが完売しています。また、トークン販売による収集金額はおよそ7.1億ドルとなっていることからも、その人気の高さが伺えます。

2018年以降の仮想通貨市場の低迷を受け、多くのICOプロジェクトが資金調達の難しい状況を続けています。こうした点を踏まえても、Binanceのローンチパッドで行われるICOが軒並み成功していることは、稀有な事例といえます。それと同時に、Binanceが審査を行うICOプロジェクトに対して、投資家たちが大きな期待と信頼を寄せていることがわかります。

Binance分散型取引所(DEX)

BinanceではDEX(分散型取引所)も手がけています。DEXは従来の資金や権力が集中しがちな中央集権型の取引所とは異なり、ユーザーが自分自身で資産やデータを管理する特徴があります。

分散型取引所(DEX)とは?ハッキングリスクなしって本当?分散型取引所(DEX)について徹底解説!

独自開発の「バイナンス・チェーン」を利用

BinanceのDEXでは、「バイナンス・チェーン」という独自開発したネットワークが使われます。バイナンス・チェーンでは、ERC-20規格に基づいて作成されたBNBトークンが利用でき、遅延時間が少ないことや、一定時間で処理できる取引量が多いことが特徴です。また、分散型のカストディ(保管業務)で資金を管理することも可能なため、高度なセキュリティが構築されているともいえるでしょう。

加えて、仮想通貨やブロックチェーン関連の事業を行いたい企業は、バイナンス・チェーン上でICOを行い、BNBトークンで資金調達をすることもできるとしています。現時点ではDEXを活用した資金調達の例はほとんど見られないため、こうした特徴はBinanceのDEX独自の魅力ともいえるでしょう。

著名アナリストのBinanceのDEXへの見解

現在までに数多くのDEXに関するプロジェクトが稼働しており、中央集権的な構造を持っていない点からも、将来的には既存の取引所と取って代わる存在になると注目を集めていました。しかし、そのプロジェクトのほとんどが厳しい苦戦を強いられているのも事実です。

これらを踏まえたうえで、著名アナリストであるJoseph Young氏はBinanceのDEXが、これまでのDEXプロジェクトの中でも初の成功事例になる可能性が高いとしています。具体的には、ユーザーエクスペリエンスを最優先にしていることや、プラットフォームの高速な処理能力、Binanceユーザーの忠実性などをその根拠として挙げました。

また、BinanceのCEOであるChangpeng Zhao氏も、既存のBinanceプラットフォームとDEXの構造は非常に良く似ていると述べています。具体的には、ユーザーフレンドリーであることや、高い安全性、高速な処理能力といった点です。そして、バイナンス・チェーンが仮想通貨コミュニティの発展を促し、市場全体を成長させるだろうと考えている。

まとめ

Binanceまとめ

以上、ここまで海外取引所Binanceについて、概要や特徴、ローンチパッドやDEXなどの独自の取り組みを解説してきました。Binanceは、海外取引所のなかでも高い人気を誇る取引所です。仮想通貨の市場は国内よりも海外に先導されており、様々な魅力的な取り組みを行っているBinanceは、市場を作り上げていく中心的な存在となっていくと考えられます。今後の動向からも、ますます目が離せません。

BINANCE(バイナンス)の使い方/登録方法、取引方法を完全解説

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です