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トレーダーが盗まれた自身の資産500BTCを保有しているとして仮想通貨取引所XapoとIndodaxを訴訟。

ドイツ在住のトレーダーが仮想通貨取引所XapoとIndodaxに対し、訴訟を起こしています。両社はハッカーによって盗まれた500BTCを保管しており、KYC(顧客確認)とマネーロンダリング防止措置を怠ったと主張しています。

取引所2社へ新たな訴訟

原告であるドイツ在住のDennis Nowak氏は、仮想通貨に精通しているDavid Silver弁護士とともにカリフォルニア州北部地区の連邦地方裁判所へ裁判を要求する書類を提出しました。

訴状によるとNowak氏は北カリフォルニアに拠点を構える取引所に2018年11月20日頃、合計500BTCを「200BTC・200BTC・100BTC」と3度に渡り入金したところ、John Doeと呼ばれるハッカーに23日までに全てハッキングに遭い盗難されてしまいました。

当時の価格で約230万ドル(約2億5000万円)にも上りますが、Nowak氏によれば現在、盗まれた資金は仮想通貨取引所Xapoに19.99BTC、Indodaxに479.69 BTCとそれぞれ分けられ保管されていると主張しています。

XapoとIndodaxは預けられた資金が信頼できる身元からなのか確認するためにマネーロンダリング防止やKYC(顧客確認)を実施せず、問題とされる口座の身元調査も怠ったとしています。

そのためNowak氏は、両社は意図的かどうかにかかわらずハッカーを支援していると非難し連邦法とカリフォルニア州法に違反していると述べました。

詳しい経路は?

訴状によれば500BTCを盗まれてから、XapoとIndodaxに預けられるまでの詳しい経路を明らかにはせず、北カリフォルニアの仮想通貨取引所へ預けたとだけ述べるに留まっています。

そのためJohn Doeと呼ばれるハッカーの詳しい身元や、どの取引所を経緯したのかなども不明となっていますが、追跡した調査会社クロールによればハッカーによって経路を隠すような明白な試みは見当たらず、比較的透明性の高いステップでXapoとIndodaxへ預けられたとしています。

北カリフォルニアに拠点を構える仮想通貨取引所と言えばサンフランシスコも該当するため、裁判の進展によっては今後CoinbaseからKrakenなど他の大手取引所も顧客の資産保護を怠ったとして訴訟対象に挙げられる可能性もあります。

Nowak氏は盗まれた資産、約230万ドルの返還と追加の救済措置を要求しています。一方、現時点ではXapoとIndodaxからコメントは発表されてはいません。