みなさんは「リップル(XRP)」という仮想通貨をご存知ですか?
リップルは、銀行の国際送金時に送金にかかるコストや時間を削減することができ、通貨同士の直接やりとりを実現させる技術を持っています。
XRPはアルトコインの一種で、アルトコインを簡単に解説すると、ビットコインの欠点を改善しようと試みて開発された仮想通貨となっています。
今回は、リップルの特徴や仕組み、購入方法などについて解説していきます。
リップルの誕生

2004年、ルアン・フッガーという名前のエンジニアによって考案された支払いシステムです。その後、2008年にはビットコインやブロックチェーンが登場したことで、ブロックチェーンを利用しより優れた支払いシステムに改良する方向でプロジェクトが進行しました。
その後クリス・ラーセン氏により、「OpenCoin Inc.」が設立される事になります。OpenCoinは後に「リップル社」という名義に変更され、ブロックチェーンを利用したxCurrent ・xRapid ・ xViaなどのリップルプロダクトが開発されていきます。
リップル(XRP)の特徴

リップルには様々な特徴があり、仮想通貨の代表格であるビットコインとは違った特徴を持っています。
まずはXRPの上限発行枚数について解説していきます。発行枚数の上限は1,000億XRPです。
そしてリップルが初めて公開されたのは2013年9月で、開発組織は「リップル社」という名前の団体となっています。コンセンサスアルゴリズムは「Proof of Consensus(プルーフオブコンセンサス/PoC)」を採用しており、ブリッジ通貨として有名です。
PoCなどといったリップルの特徴については、次の項目にて解説していきます。
リップル(XRP)の仕組み

通貨の国際送金は、本来であれば複数の銀行を通過し多くの手数料と時間がかかってしまうのです。しかし、リップルネットワークでは、24時間365日毎秒1500件の取引を処理することが可能となっており、手数料や時間を大幅に削減することができます。
今後その規模を大幅に拡大していく予定となっており、改良が期待されています。さらにXRPはブリッジ通貨と呼ばれており、法定通貨同士であろうが仮想通貨同士であろうが自由に両替することができるという仕組みを備えています。
国際送金ネットワークシステムであるリップルネットワークは、xCurrent ・xRapid ・ xViaといった3つのソリューションから構成されます。ここからは、それらのソリューションについて解説していきます。
xCurrent
xCurrentは、金融機関とリップルネットワークを繋ぎ、国際送金を数秒で可能とする特徴があります。従来の海外送金ネットワークであるSWIFT(スイフト)では、送金処理に1日から3日営業日ほど送金時間がかかってしまいます。そのような状態を改善するために利用されているのがxCurrentです。さらに送金プロセスを見ることができるので、従来の送金システムとは違い、送金手数料を確認、そして送金詰まりが発生した場合でもすぐに原因を追求・改善できるというメリットが存在します。
xRapid
リップルの通貨単位でもあるXRPは、xRapidのことを指しています。通貨の送金を行う際、従来であれば銀行口座が必要になります。しかしブリッジ通貨であるXRPが両替機能を発揮することで、通貨の送金に口座を必要としなくなります。
xVia
xViaは金融機関向けの送金インターフェイスで、外部の期間がリップルネットワークへの接続を、ソフトウェアなしで行えるようにするものです。さらに通貨を送金するという役割だけでなく、送金の経路を確認したり、請求書を添付するといった機能を持っています。
随時更新!リップルの最新ニュース3選
仮想通貨業界には常に新しい動きがあり、毎日様々なニュースが届きます。
プロジェクトの進捗は通貨の価値に大きな影響を与えるため、公式サイトや公式のSNSなどで最新の情報を取得しながら保有することがオススメです。
ここでは以前Merokoで掲載したリップルの最新ニュースをご紹介します。



まとめ
リップルに関するニュースを見ていると、「リップル」や「XRP」、「xCurrent」など似たような名前がたくさん出てきます。
リップルは、円滑で低コストな国際送金の実現を可能にするサービスを開発している企業の名前であり、同社が生み出した仮想通貨がXRPです。その他のソリューションである「xCurrent」や「xVia」も同じくリップルと呼ばれていますが、それぞれに役割があるため、使われ方も異なります。
国際送金にかかるコストや時間がより短縮され、リップルシステムを取り扱う銀行が世界中に増えていけば、XRPの価格が上がると期待されています。
コメントを残す