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欧州銀行が銀行間決済でXRPではなくUSDCを採用へ

リヒテンシュタイン公国の銀行であるBank Frickが、銀行間送金で用いるシステムをこれまで活用していたSWIFTからUSDCに変更することを発表しました。

Bank Frickが銀行間決済でUSDCを採用

SWIFTは1970年代以降、銀行間決済や国際送金の主流を担っていたシステムです。多くの企業や銀行から利用されていた一方で、高い送金手数料と長い送金時間がネックの1つとなっていました。

新たに採用されたUSDCは、米ドルベースのステーブルコインです。米ドルと価格が連動する仕組みとなっており、ボラティリティの高い仮想通貨の中でも安定している点が特徴の1つと言えます。

ブロックチェーン部門の責任者でもあるステファン・ラウティ氏は、今回の採用について以下のようにコメントしました。

「USDCを追加することでトークンベースでの処理が可能となり、米ドルの支払いが容易かつ高速化されます。従来のSWIFTのシステムより、送金時間や手数料の面を比較すると格段に利便性が向上しました。」

また、SWIFTではなくUSDCを採用した背景には、ブロックチェーンベースの仕組みを重要視したことがあるようです。

リップルにとっては痛手か

リップル(XRP)には今回のUSDCの採用は大きな痛手になるかもしれません。企業向けのブロックチェーンベースの送金サービス分野では、大きな優位性を築いてきたからです。実際に、リップルが提供するネットワークには世界各国の数百を超える企業や銀行が参加しています。

変動リスクが少ないステーブルコインは、その将来性に期待が集まっています。一般的な仮想通貨よりもボラティリティが低く、汎用性が高いことがその理由です。これはボラティリティが大きいリップルに対しても同じです。フェイスブックが計画しているプロジェクト「リブラ」でもステーブルコインの仕組みは採用されており、今後はさらに多くの企業の採用が見込まれます。

今回のBank FrickのUSDCの採用が、リップルにどう影響を与えるのか、今後の動向からも目が離せません。